MENUCLOSE
お問い合わせ
診療科

循環器科

お問い合わせ
交通アクセス
MENUCLOSE
心臓や血管、呼吸器の病気はご相談ください。
犬猫に多い心臓の病気をはじめ、肺・気管などの呼吸器の病気には、実際の所見からX線・超音波・心電図などの検査結果によって、個々に合わせた診断・治療を行います。
次に該当するような症状がございましたら、一度、ご相談ください。

こんな症状でお困りではありませんか?

  • 呼吸が荒い。
  • 咳をするようになった。
  • 失神した。
  • 舌の血色が悪い。
  • 散歩に行きたがらない。

ADVANTAGE 私たちができること

専門外来
循環器科を担当する獣医師が在籍しています。また、月に1度、アジア獣医内科専門医(循環器)の獣医師による診察、検査を受診いただけます。
心臓ドッグ
心臓疾患のある患者様の定期検診として、また、遺伝的に心臓疾患の発症率が高い犬種(キャバリア、シーズーなど)を対象に行います。
診断治療
僧帽弁閉鎖不全症、肺高血圧症、肥大型心筋症、拡張型心筋症、犬フィラリア症などの病気について、検査・診断・治療を行っています。
セカンドオピニオン
心臓の手術を勧められて不安な方や、病状について他の獣医師の意見もお聞きになりたい方は、一度ご相談ください。
治療を進めるに当たり大切にしていること
循環器症例においても、循環器のみに目を向けるのではなく、他の疾患の可能性も視野に入れた治療を考えます。
また、検査結果の「数値」にとらわれず、実際の所見を大切にしています。

TREATMENT 治療について

ケース①僧帽弁閉鎖不全症(犬)

ケース①僧帽弁閉鎖不全症(犬)

【主訴】
咳をするようになった。

【診断】
左側心尖部を最強点とする逆流性雑音および、レントゲンVHS10.5v、心臓超音波検査にて、僧帽弁閉鎖不全症のstageB2と診断。

【治療】
ピモベハート錠の内服開始。

ケース②発作性上室性頻拍

ケース②発作性上室性頻拍

【主訴】
初診時の身体検査で心拍数が1分間に300回を数えた。

【診断】
レントゲン検査の結果、VHS12.5v、心電図検査の結果、上室性頻拍を間欠的に認めた。以上のことから、ホルター心電図を行い、発作性上室性頻拍と診断した。

【治療】
ジルチアゼムとアテノロールを内服、経過観察。

ケース③肺高血圧症(犬)

ケース③肺高血圧症(犬)

【主訴】
お腹が膨らんできた。

【診断】
レントゲン検査の結果、VHS13.0v、心臓超音波検査の結果、右心室と右心房の拡大、および、中隔の扁平化を確認した。また、静脈鬱滞もあったため、肺高血圧症による右心不全と診断した。

【治療】
内服薬(シルデナフィル)による治療を開始。

FAQ よくあるご質問

Q
よく咳き込むようになりました。風邪でしょうか?
A
咳は、循環器系の病気に多い症状です。
特に、老齢の小型犬は注意が必要です。ひどく咳き込んだり、一日中または何日も継続して咳き込んでいる場合は、受診をお勧めいたします。
Q
生まれつき心臓が弱いのですが、普段気を付けることはありますか?
A
その子が寝ている時やリラックスしている時に胸の動きで呼吸を計ってあげてください。
1分間の呼吸数の目安は小型犬20~30回、大型犬10~15回、猫20~30回程度です。
また、後ろ足の付け根(股動脈)に3本の指(人差し指・中指・薬指)を当てて、脈の回数も数えてあげてください。1分間の脈拍数の目安は小型犬で60~120回、大型犬で60~80回、猫130~160回が目安です。(1分間もじっとしていない場合は、15秒計測してその数に4をかけても良いです。)
なお、呼吸数と脈拍数が、いつもと違う値になった場合や、明らかに呼吸が荒い、脈の打ち方がおかしい場合は、すぐに受診してあげてください。
Q
僧帽弁閉鎖不全症の子に対して、生活の中で特に気を付けることはありますか?
A
まず第一に、安静にしている時の呼吸の数に注意してください。
1分間に40回を超える呼吸は、「荒い」と判断します。継続するようであれば、受診してください。
次に、心臓の状態が良くない子にとって、暑い環境は大きな負担になるので、お部屋を涼しくしてあげてください。
Q
心臓が弱い・状態が良くない場合、散歩は控えた方が良いですか?
A
その子の病態や進行具合にも因りますので、一概には言えませんが、呼吸の状態を確認しながら、無理の無い範囲であれば、散歩に連れて行っても良いです。
Q
心臓病は薬で治りますか?
A
基本的に、心臓病の薬は症状を抑えたり、病態の進行を遅らせるものですので、根治することはありません。